心身の不調に重なる場合もあるため、下記で思い当たるお悩みがあられる方はお気軽にお問合せください。
ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)、多汗、手足の冷え、むくみ、動悸・息切れ、高血圧・動脈硬化、肥満・高コレステロール、不正出血、膣・外陰部の掻痒感、性交痛(こちらは膣ケア外来をご参照下さい) 頻尿・尿漏れ(こちらは骨盤底筋ケア外来をご参照ください)、便秘・食欲不振・腹部膨満感・体重増加、ドライバジャイナ(膣・外陰部の乾燥)、ドライマウス、口臭、皮膚や粘膜の乾燥・萎縮・たるみ、薄毛・白髪、イライラ・不安、氣力低下、不眠、めまい、耳鳴り、耳閉塞感、物忘れ、筋力低下
漢方処方料金:800円〜1,500円程度(税抜)が別途必要になります。
初診 | 60分/40,000円(税抜) |
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再診 | 30分/8,000円(税抜) |
・全身(内臓状態・活性度の診断)
チェック
初診は生殖器・胃・膵臓・循環器・呼吸器・肝腎・腸の機能バランス・各臓器相互関係を診断・検査し、主訴となる症状、または疾患が、なぜ起こっているのか東洋医学的にお伝えし、ケア方法を提案していきます。
・カウンセリング
・免疫状態にあった食材提案
・免疫状態に合わせたセフルケアの提案
・その他、場合によっては環境汚染・化学物質検査
ホルモン分泌量は、一般に20歳代をピークに減少し始め、個人差はありますが、40歳を境に急激に減少し始め、更年期の50歳以降は20歳代の約半分にまで減ってしまいます。
特に、エストロゲンの働きのバランスをとる役割のプロゲステロンがエストロゲンの下がり方に比べより大きく、この減少率が大きいほど更年期症状が感じやすくなります。
さらに排卵を伴わない月経周期が、プレ更年期の期間に続くと、低プロゲステロン状態となりやすく、過剰なエストロゲンの影響を受けやすくなります。このように近年、ストレスや栄養面、環境ホルモンの影響から20代後半の方からプレ更年期に多く見られるホルモンバランスの乱れとして「エストロゲン優位」が指摘されています。
閉経後も、卵巣は少量のエストロゲンと男性ホルモンを作り、男性ホルモンは脂肪細胞の中で必要なだけエストロゲンに変換され、体内からエストロゲンが全くなくなることはありませんが、ホルモンは体温・生殖・成長・免疫システムなど、体内のさまざまな機能を制御・調節する働きを持ち、減少することで身体的・精神的な機能低下の原因になるといわれています。
月経血が少ない・多いが交互にある・月経が早く来たり遅れたり周期が整っていない。これはプレ更年期の方からの中で最も多いお悩みの一つです。
不規則な月経のほとんどが、プロゲステロン不足によるもので、これは毎月排卵しているとは限らない事を示しています。
無排卵の周期の継続は、プロゲステロンが十分に作られていないため、月経サイクルの最終段階で子宮内膜を完全にこそげ落とす様なプロゲステロン低下が起こりません。
この場合、体が本来の年齢に応じたホルモン調整が出来る様になるまで、プロゲステロンの補充を行うことで症状は緩和されていきます。多量出血の場合は、子宮筋腫や子宮腺筋症など肥大した子宮が原因の場合もあり、過剰なエストロゲンが子宮を大きくしています。
またプレ更年期の急激な体重の増加も多量の出血に影響している事が報告されています。卵巣でのエストロゲン生成以外に、脂肪細胞でもエストロゲンを生成するため肥満により出血が多くなる場合もあります。
卵巣嚢腫や、その他の疾患によりプレ更年期の月経不順が起こっている場合は、疾患の治療も同時に行っていきます。
ナチュラルプロゲステロン補充、東洋医学的食事・運動指導
多くの場合エストロゲン優位・プロゲステロン欠乏症状から起こります。更年期書状は近年プレ更年期の方にも認められます。
主な症状 | ほてり・寝汗・ふさぎ・体重増加・頭痛・性交時の膣の乾きと痛み・性欲減退 |
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ナチュラルプロゲステロンの
不足分のみ補充
子宮摘出された方も外科的更年期が起こるため、ナチュラルホルモン療法ガイドラインに沿って、ナチュラルプロゲステロンを補充します。卵巣摘出された方の場合、副腎で少量つくられるのみで、卵巣からの女性ホルモン・男性ホルモンとも欠乏します。そのためプロゲステロン以外に、エストロゲンやテストステロンの補充が必要な方もいます。
肌や体力・免疫力面でのアンチエイジング・心身バランスが整いやすく、エストロゲン優位・プロゲステロン不足よる様々な病気を予防します。
月経・妊娠・出産や日々の家事・育児・仕事を経て様々な役割をもつ女性が、年齢やストレスと上手く付き合いホルモンバランスを整えることで、更年期がこれまでの経験から生まれた知恵と女性性がさらに熟し開花するライフサイクルとして再誕生していくサポートを行っていきます。
PMSはストレスや過度なダイエット、偏った食事や、環境有害物質により引き起こされるエストロゲン優位・プロゲステロン欠乏・過剰なコルチゾルのホルモンアンバランスを中心に様々な要因で起こります。(※ストレスと女性ホルモンの密接な関係)
PMSでは、プロゲステロンから十分量のアロプレグナノロンが作れないので、高容量のプロゲステロンによりPMSが緩和しやすくなります。長期間のPMSによるエストロゲン優位による体重増加はダイエットや運動をしても中々減量が難しい事もありますが、プロゲステロンは脂肪のエネルギーとしても活用を促す効果もあります。
主な症状 | 膨満感・浮腫み・月経前の痛みを伴う・しこりのある乳房・体重増加・偏頭痛・月経痛・疲労・イライラ・激しい気分の揺れ・不安・パニック症状・怒り・激怒・寝汗など |
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脳内でガンマアミノ酸(GABA)受容体と結合する鎮静作用のあるプロゲステロン代謝産物
・ナチュラルプロゲステロンの排卵周期に合わせた補充
・東洋医学的肝臓ケア(解毒作用を促進) 運動指導
・食事とストレス管理 呼吸法 必要時はVitE・Mg・VitB6のサプリ補充
・カフェインのコントロールサポート
・精神・感情レベルの多角的な側面からアプローチ
ストレスホルモン(コルチゾルなど)は、ストレス、恐れ、危険または競争意識といった感情反応として主に副腎(副腎皮質)から放出されるホルモンです。現代は、忙しく・効率よく・早くといった上昇志向から男女ともに「副腎機能依存型」のホルモンバランスの方が多くなっています。女性の場合、経験豊富なプレ更年期の方の疲労の根底には、副腎の疲労があります。
コルチゾルは、上図の様にコレステロールから生成されたプロゲステロンから変換され、ストレスに対処することを助けています。ですが慢性的な過剰のコルチゾルは、プロゲステロンの産生を抑えるだけでなく、プロゲステロンと共通のレセプターを奪い合うため、通常よりも多いプロゲステロンが必要となります。
忙しい現代女性は、絶食、感染、激しい運動、痛みやイライラや怒りなどの感情的心理ストレスにより継続的にコルチゾルが上昇することで、プロゲステロンの活動が低下し、エストロゲン優位の状態になります。本能的に副腎(カフェイン)を刺激し、脳のグルコースとセロトニンレベルを高くする食べものに目がいきやすくなります。ストレスが多い生活スタイルの場合、年々コルチゾルが高まる一方で、老化も早く、脳の海馬の機能低下が進む確率が高くなることが、報告されています。これは物忘れや、方向感覚の低下に影響していきます。
体重増加・血糖値のアンバランス(定期的に食べていたい・甘いものが無性に欲しくなる)うつ・イライラしやすい・薄くて弱い肌・筋肉の衰え・物忘れ・性欲減退、更年期障害の悪化・免疫反応の低下。アルツハイマー型認知症・高血圧など
さらに長期にストレスが継続すると、海馬から副腎へのさらなるコルチゾル分泌欲求の指令に、副腎が消耗することで反応できなくなっていきます。(副腎疲労症候群)
つまり慢性的ストレスによるコルチゾル過剰の症状と、コルチゾル欠乏症状(副腎疲労の症状)が女性の体内で同時に起こりうるという事です。
常に疲労感がある(特に運動した翌朝・中々起きることができない・朝に疲労感がとれず夜に活発になる)・虚弱体質・低血糖・低血圧、甘味または塩分の高いものへの欲求・PMS(月経前症候群・月経不順・無排卵周期がある)不妊・易感染性・ストレス対処能力の低下・乳腺繊維症、甲状腺機能低下をともなう新陳代謝の低下、日焼けしすぎた様に見えた色素沈着・しみ・そばかすが濃く見える、アレルギー・喘息、流感や呼吸器感染症などの感染疾病への抵抗力の低下、免疫システムの乱れ・エストロゲン過剰による精神面の変化(ストレスに対処する余裕がない・立ち直りまでに時間がかかる・気分の落ち込み・不安症・消極性・神経過敏)、骨粗鬆症・物忘れ