とにかく好きなことでリラックス

 妊婦さんは、よく寝て、おいしく食べて、消化良く栄養と感情エネルギーを体に回して、腎のエネルギーを蓄えることで、お腹の赤ちゃんへ元氣を与え続ける事ができます。

 妊娠は子宮や卵巣だけが関わっていること。そんな風に感じやすいですが、実は子宮や卵巣以外の臓器の状態や働きが、妊娠前・中・産後のママにもベビーにも影響しているのをご存知でしょうか? 心臓・肝・胃(脾)・腎(特に腎)が子宮内のベビーの成長・発育を常にサポートしています。

 そのため、自然に備わるカラダのバランスを取ろうとする力(ホメオスタシス)・自己治癒力を培っていく東洋医学では、妊娠前・妊娠中・産後と母親のこれら臓腑の状態を丁寧に捉え、母親とベビーの共存を心地よく過ごしていくためのお話と、実際にそれを体感してもらう施術やセルフケアをお伝えしたり、夫婦のためのワークショップを開催しております。

 体内の氣・血・水の流れは複合的に絡み合ってあり自己判断が難しい所も多いですが、当院で用いている氣診という診断法では、氣・血・水の流れの停滞の中で最も改善して欲しいカラダが示す優先順位を的確にお伝えし、滞った部分も全てベビーへの新しい栄養と産む力に変えていくにはどうしたらいいかを施術と漢方・セルフケア・食事指導でお伝えしております。

ご自身のカラダの状態を知り、自己治癒力を高める

 妊娠期間中から臓腑の働きをみてあげることでも十分ですが、よりリラックスした状態で、ベビーを迎えたい方は妊娠前からご自身の状態を知り、妊娠力(妊娠継続力・マタニティライフを楽しむ力)を備えていただきます。さらには出産力・産後回復力(子育て楽しむ力)をいずれも切り離さず、総合的にイメージをもって頂けるように、産婦人科医が臨場感とともにお伝えしつつ、ご自身の望む妊娠期間をクリエイトして頂いています。

 例えば、つわり一つとっても妊娠前からまたは妊娠初期のストレスから、胃腸障害や肝機能障害、自律神経の機能低下がある場合は、つわりは悪化しやすくなります。妊娠すると赤ちゃんを養う為に普段以上に消化器系器官は働き、胃の氣の流れは普段通りには働きにくくなります。普段から胃が弱い方はその結果嘔氣・嘔吐として現れやすくなります。

 また、胃は不安・思考の感情エネルギーと相関した働きがあるため、胃の機能が低下すると、必然的に普段よりも不安に駆られやすく、ネガティブな情報も目に入りやすくなります。それに対し、今現在のご自身のカラダの状態(スタート地点)を知って頂くと(つわりを起こしているカラダの状態)ホメオスタシス・自己治癒力が働きやすくなるように、少し胃の働きを促しつわりを改善していくことで、その後の過ごし方に不安を持たずに済むようになります。

 特につわりが多く認められる妊娠15〜16週までは、短期間での目まぐるしい胎児の発育速度に伴った栄養量が、母体から胎児に注がれるのでなおさらご自身のカラダの状態を知ってあげておくことは、母子ともに心地よく過ごしてもらうことができます。

 他にも妊娠してから起こるマイナートラブルがそれぞれなぜ起こっているかを知り、知ることで安心でき、対応していくことで、マタニティライフを肯定的に過ごすことができ、結果的に出産力へと続くことができるようになります。

◯その他マイナートラブル
唾が多い/胸やけ/めまい・立ち眩み(初期・中期)/不眠/冷え/耳鳴り/腰痛・背部痛/恥骨の痛み/下痢・便秘/痔/むくみ/足の静脈瘤/足の痙攣・くむら返り/帯下(おりもの)の異常/頻尿/皮膚のかゆみ/肩こり/手足のしびれ・手首の痛み/動悸/髪の毛のトラブル/妊娠高血圧症候群の予防/疲労・倦怠感/お腹の張りやすさ/貧血/不安・イライラの解消